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TeleBeauty(テレビューティー)
資生堂がこの度、日本マイクロソフトの協力のもと、オンライン会議で通信中の画面に表示される顔に自動でメークや顔色補正を行うアプリ「TeleBeauty(テレビューティー)」を開発した。
女性の活躍を応援し、楽しみながら仕事を続けてもらうことを狙いとしている。
働き方の多様化が進む中、働く場所をオフィスに固定せず、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方であるテレワークが広がっている。
業務効率化の観点や、育児・介護などの家庭の事情により、多くの人が活用している。
それに伴い、女性の利用者も増えていることに注目し、テレワークを行う際に発生する女性ならではの悩みを調査した結果、在宅勤務時にオンライン会議のためだけのメークを負担に思っていること、プラベートである自室の映り込みを好まないこと、パソコンのカメラ性能によっては肌がきれいに見えにくいという不満などが挙げられた。
資生堂のアーティストが持つメーク技法、シミュレーション技術、トレンド情報などを活用して今回の開発に至った。
リアルタイムで顔の動きに連動するため、実際にメークをしているように感じられる。
また手間がかからないように簡単に操作ができるようにデザインされている。
これの特徴としては、4種類のメークパターンをワンクリックで画面の顔に反映させることができる。
「ナチュラル」「トレンド」「クール」「フェミニン」の4パターンがあり、毛穴やしわ、くまなどを自然にぼかす「肌のテクスチャの補正」機能などもある。
TeleBeauty(テレビューティー)の主な特長
自動メーク
4種類のメークパターンをワンクリックで画面の顔に反映させる機能。
パターンは以下の通り。
- Natural(自然なメーク)
- Trend(2016年の流行)
- Cool(シャープ)
- Feminine(かわいらしい)
- カメラ性能、照明環境、服や背景の色などにより顔色が悪く見えることを避ける「顔の明るさと色の補正」
- メークや照明環境によって目立って見えてしまう毛穴やしわ、くま等を自然にぼかす「肌のテクスチャの補正」
- 目元・口元のメークの濃淡を調整可能な「オプションモード」
開発者コメント
資生堂コメント
- オンライン会議はお互いの顔がみえることでコミュニケーションが深まるというメリットがあります。
映像を通して円滑に会議を行い、働く女性に自信を持って活躍していただきたいという思いを込めて「TeleBeauty(テレビューティー)」を開発しました。
モニター越しの顔でも自分らしい美しさを再確認していただきたいと考えています。
また、「TeleBeauty(テレビューティー)」のメークを通じて新しい自分に出会い、実際のメークの楽しさに出会うきっかけにつながることも期待しています。 - 当社宣伝・デザイン部のクリエーター、メーキャップアーティスト、メーキャップシミュレーターの技術者、博報堂ケトル社さまとともにコンセプトメイキングしました。
さらに、日本マイクロソフトさまのご協力を得て、開発に至りました。
日本マイクロソフトコメント
日本マイクロソフトはICTを活用してお客さまの働き方改革を支援してきました。
その中で日本マイクロソフトの推進してきたテレワークという働き方は、いつでもどこでもただ仕事ができるというだけでなく、活躍できる働き方です。
「いつでもどこでも活躍できる」働き方は、テレワークによる時間と場所の柔軟性によって実現しました。
この働き方に、資生堂さまの「TeleBeauty(テレビューティー)」により、楽しく、美しく働ける、新しいファンな要素が加わることによって、わくわくして、楽しい、エキサイトメントがある「もっと活躍できる働き方」、そして新しい働き方のカルチャーの創造へと繋がることを期待しています。
TeleBeauty(テレビューティー)はSkype for Businessのみとなっているので、美容室での使い道はないかもしれませんが、今後もっと手軽に使えるアプリが出てくれば、そのお客様に合ったシーズン毎のトータル提案がしやすくなりますね。