第36回美容師国家試験@平成29年8月1日(火)から

目次

実技試験日

平成29年(2017年)8月1日(火)から

筆記試験日

平成29年(2017年)9月3日(日)から

美容師国家試験共通の持参必須用具類

美容師実技試験で使用する用具類は、モデルウィッグ用止め金や器具皿のように全ての課題に共通するものと、それぞれの課題固有のものとがあります。
各課題に共通の用具類は次のとおりとなっています。

用具名 数量 規格等
作業衣 1着 白色又は淡色の上っ張り型で、氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの
モデルウィッグ用取付金具 1個
器具皿 2枚 作業中に見やすい位置に「消毒済」と「使用中」の表示をすること
スプレイヤー 1個
除菌用ウェットティッシュ 適量 ・成分表示にエタノールが含まれているもの
・「消毒薬」の表示をしたもの
敷物 1枚 ビニール製のもの
雑巾 1枚
汚物入れ用透明ビニール袋 1枚 「汚物入れ」の表示をしたもの
救急ばんそうこう 適量

美容師国家試験実技試験

第一課題:カッティング

美容師国家試験,第一課題,カッティング,レイヤースタイル

カッティング用持参道具

美容師国家試験,第一課題,カッティング,レイヤースタイル
用具名 数量 規格等
美容師実技試験カット用標準仕様適合モデルウィッグ 1体 ・美容師実技試験カット用標準仕様適合表示シールが貼られているもの
・モデルウィッグの頭部又は頭部に作業を有利にすると思われるマーキングがないもの
・モデルウィッグの頭部、頸部及び台座の表面もしくは裏面に氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの
カッティングシザーズ 1丁 セニングシザーズでないもの
コーム 1本
乾燥タオル 2枚 ・「消毒済」の表示をした透明のビニール袋に入れること
・白色又は淡色のもので、氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの

※1.カット用標準仕様適合モデルウィッグの事前処理は一切認めません。なお、準備時間前に濡らした場合は、事前処理とみなします。
 2.コームには計測用の目盛や目印があってもかまいません。

第二課題:ワインディング

美容師国家試験,第二課題,ワインディング

ワインディング用持参道具

美容師国家試験,第二課題,ワインディング
用具名 数量 規格等
モデルウィッグ 1体 ・頭部又は頸部に作業の目安となるマーキングをしていないもの
・いずれの部位にも氏名、学校名、店名やこれらを表す記号等の記入がないもの
ロッド 適量 ・表面に特殊な加工がされていないもの
・太さは13mm又は13.5mmから10mmまでの異なる4種類とし、ベースの幅を考慮してショートロッドを含めること
ロッドケース 1個 プラスチック製で、作業中に見やすい位置に「消毒済」の表示をしたもの
ワインディング用ペーパー 適量 白色又は淡色のもの
輪ゴム 適量
コーム(注1) 1本
タオル(注2) 2枚 ・白色又は淡色のもので、氏名、学校名、店名やこれらを表す記号等の記入がないもの
(注1) : 第1課題で使用したコームを第2課題で引き続き使用してもかまいませんが、「使用中」の表示をした器具皿に収納すること。
(注2) : タオルは「消毒済」の表示をした透明のビニール袋に入れること。

実技試験課題の設定条件

第一課題:カッティング

試験時間
20分

スタイル構成
  1. 仕上がりはレイヤースタイルとする。
  2. ヘムラインのガイド幅は、概ね2cmとする。
  3. フロント(前髪)のガイド幅は、正中線の左右2cmを分け取り、合計4cm幅とする。
    また、ガイドの長さは正中線の生え際から顔面へと自然におろした状態で、概ね6cmとする。
  4. 両サイドの長さは、もみあげ部分を卸した状態で、生え際から概ね10cmとする。
  5. フロントのガイドとサイドのガイドは、顔面側に台座と並行になるように引き出し、つなげるものとする。
  6. トップの位置は、フロントの生え際から奥行き9cm前後の正中線上とし、トップの長さは概ね10cmとする。
  7. フロントとトップは、正中線上を垂直に持ち上げた状態でつなげるものとする。
  8. ネープのガイドの長さは、正中線の生え際から垂直に下した状態で概ね10cmとし、ネープの幅は正中線から左右2cm幅を分け取り、合計4cm幅とする。
  9. サイドネープのガイドは垂直に下した状態でつなげるものとする。
  10. 正中線上で後頭部の一番凸部をバックポイント(BP)と定め、バックポイントの長さは概ね10cmとする。
技術の条件
  1. カッティングはウェットカッティングとする。
  2. シザーズによるブラントカッティングとするが、セニングシザーズの使用は禁止する。
留意事項
  • 技術の補助目的で使用したダックカールクリップ等の補助ピンは、作業終了後は取り除くこと。
作業上のポイント
  1. フロントの生え際から正中線上で奥行き9cm前後の位置をトップとする。
  2. 正中線上で後頭部の一番凸部をバックポイント(BP)とする。
  3. フロント(前髪)の長さは生え際から6cmとする。
  4. ネープの長さは自然に下した状態で生え際から10cmとする。
  5. バックポイントの毛髪の長さは地肌から10cmとする。
  6. トップの毛髪の長さは地肌から10cmとする。
  7. もみあげの長さは自然に下した状態で生え際から10cmとする。
  8. 作業中、技術の補助目的でダックカールクリップを使用してもよい。
    ただし、作業終了後は取り除くこと。

第二課題:ワインディング

試験時間
20分

スタイル構成
  1. 毛髪が完全に濡れた状態で作業すること。
  2. ロッドの本数は、ショートロッドを含め50本以上55本以内とする。
  3. 輪ゴムの掛け方は1本1重とし、ロッドの中央に平行になるように掛けること。
  4. ロッドを巻き収めるベースの幅は、センターにおけるロッドの両端の幅を基本とする。
    ただし、フロント及びサイドからネープにかけてラウンドさせて巻き収める箇所のベースの幅はロッドの両端の幅にならなくともよい。
  5. フロントは、太さ13mm又は13.5mmロッドを使用すること。
    また、正中線から4cm左側(左サイド側)の生え際の位置をF点とし、正中線上で生え際から奥行き7cmの位置をF´点とします。
    このFからF´に向け、斜めにパートラインを分け取り、パートラインの右側では右斜め後方に5本のロッドを、左側では左斜め後方に2本のロッドをそれぞれオンベースに巻き収めること。
  6. センターは、ゴールデンポイントから13mm又は13.5mmのロッド3本分後方で正中線上の位置をP点とし、フロントの後方からP点までを13mm又は13.5mmのロッドでオンベースに巻き収めること。
    P点からネープまでは12mmのロッドから巻き始め、10mmのロッドで巻き終わるように1 / 2オフベースで巻き収めること。
  7. 右バックサイドは、フロントからP点までを13mm又は13.5mmのロッドで斜め後方にオンベースで巻き収めること。
  8. 左バックサイドは、フロントからP点までを13mm又は13.5mmのロッドでオンベースに巻き収めること。
  9. ネープの左右は、P点からネープまでを生え際に沿ってラウンドするように12mmのロッドで巻き始め、10mmのロッドで巻き終わるように1 / 2オフベースで巻き収めること。
  10. 両サイドの耳上部は、上から下方向に12mmのロッドで巻き始め、11mmのロッドで巻き終わるよう1 / 2オフベースで巻き収めること。
留意事項
  1. ロッドは、13mm又は13.5mmから10mmまでの異なる4種類全てを使用すること。
  2. ブロッキングは輪ゴムを使用すること。
  3. ワインディング用ペーパーの大きさ及び形に関する規格はありません。
    また、ペーパーハウス等に入ったものでもかまいません。
  4. ペーパーは、ロッドケース、消毒済の器具皿又は消毒済のタオルの上で管理すること。
  5. 輪ゴムは原則としてロッドケースに収めることとし、収納が困難な場合は別容器(「消毒済」の表示は不要)又は消毒済タオルの上で管理すること。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    商品流通部 課長・インストラクター
    美容材料通販サイト REVO+ の運営に携わりながら、臨店講習を担当。
    日々、メーカーと薬剤の事、毛髪の事を話し合い考えている元美容師です。
    インスタグラムでも発信しています。 お気軽にフォローください。
    @revo_shimizu