目次
実技試験日
開始日
平成31年(2019年)2月1日(金)から
試験地
滋賀県を除く各都道府県
試験課目
美容実技(1課題カッティング、第2課題オールウェーブセッティング及び衛生上の取扱い)
筆記試験日
日時
平成31年(2019年)3月3日(日) 午後0時50分集合
※終了予定時刻は午後3時
試験地
次の14都道府県で実施
北海道、岩手県、宮城県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県、大阪府、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
試験課目
関係法規・制度、衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)、美容保健(人体の構造及び機能、皮膚科学)、美容の物理・化学、美容技術理論
試験の一部免除
第38回試験結果による一部免除
第38回美容師国家試験で、実技試験又は筆記試験のいずれかに合格した人は、申請により第39回美容師国家試験で、その合格した試験が免除されます。
理容師免許所持による筆記試験の一部免除
理容師免許を受けている人は、申請により、筆記試験のうち美容技術理論を除く課目が免除されます。
合格発表
日時
平成31年(2019年)3月29日(金) 午前9時
発表の方法
合格者の受験番号を理容師美容師試験研修センター及び厚生労働省に提示します。
また、理容師美容師試験研修センターのホームページ(http://www.sb.rbc.or.jp/)で受験番号を入力することにより合否を確認できます。
試験結果の通知
試験結果の通知書は、受験申込者全員を対象に合格発表日に発送します。
なお、4月5日(金)までに届かなかった場合には、4月26日(金)までに理容師美容師試験研修センターへ連絡してください。
美容師国家試験共通の持参必須用具類
美容師実技試験で使用する用具類は、モデルウィッグ用止め金や器具皿のように全ての課題に共通するものと、それぞれの課題固有のものとがあります。
各課題に共通の用具類は次のとおりとなっています。
用具名 | 数量 | 規格等 |
---|---|---|
作業衣 | 1着 | 白色又は淡色の上っ張り型で、氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの |
モデルウィッグ用取付金具 | 1個 | |
器具皿 | 2枚 | 作業中に見やすい位置に「消毒済」と「使用中」の表示をすること |
スプレイヤー | 1個 | |
除菌用ウェットティッシュ | 適量 | ・成分表示にエタノールが含まれているもの ・「消毒薬」の表示をしたもの |
敷物 | 1枚 | ビニール製のもの |
雑巾 | 1枚 | |
汚物入れ用透明ビニール袋 | 1枚 | 「汚物入れ」の表示をしたもの |
救急ばんそうこう | 適量 |
美容師国家試験実技試験
第一課題:カッティング
カッティング用持参道具
用具名 | 数量 | 規格等 |
---|---|---|
美容師実技試験カット用標準仕様適合モデルウィッグ | 1体 | ・美容師実技試験カット用標準仕様適合表示シールが貼られているもの ・モデルウィッグの頭部又は頭部に作業を有利にすると思われるマーキングがないもの ・モデルウィッグの頭部、頸部及び台座の表面もしくは裏面に氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの |
カッティングシザーズ | 1丁 | セニングシザーズでないもの |
コーム | 1本 | |
乾燥タオル | 2枚 | ・「消毒済」の表示をした透明のビニール袋に入れること ・白色又は淡色のもので、氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの |
※1.カット用標準仕様適合モデルウィッグの事前処理は一切認めません。なお、準備時間前に濡らした場合は、事前処理とみなします。
2.コームには計測用の目盛や目印があってもかまいません。
第二課題:オールウェーブセッティング
オールウェーブセッティング用持参道具
用具名 | 数量 | 規格等 |
---|---|---|
モデルウィッグ | 1体 | ・モデルウィッグの頭部又は頭部に作業を有利にすると思われるマーキングがないもの ・モデルウィッグの頭部、頸部及び台座の表面もしくは裏面に氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの |
ボビーピン(アメリカピン) | 適量 | |
オニピン | 適量 | |
ピン皿 | 2枚 | 「消毒済」と「使用中」の表示をしたもの |
コーム | 1本 | |
セットローション | 1本 | ローションの濃度は自由とするが、アプリケーター又はスポイトに入れて持参すること |
乾燥タオル | 2枚 | ・「消毒済」の表示をした透明のビニール袋に入れること ・白色又は淡色のもので、氏名、学校名、店名やこれらを表す目印等の記入がないもの |
(注2) : タオルは「消毒済」の表示をした透明のビニール袋に入れること。
実技試験課題の設定条件
第一課題:カッティング
- 仕上がりはレイヤースタイルとする。
- ヘムラインのガイド幅は、概ね2cmとする。
- フロント(前髪)のガイド幅は、正中線の左右2cmを分け取り、合計4cm幅とする。
また、ガイドの長さは正中線の生え際から顔面へと自然におろした状態で、概ね6cmとする。 - 両サイドの長さは、もみあげ部分を卸した状態で、生え際から概ね10cmとする。
- フロントのガイドとサイドのガイドは、顔面側に台座と並行になるように引き出し、つなげるものとする。
- トップの位置は、フロントの生え際から奥行き9cm前後の正中線上とし、トップの長さは概ね10cmとする。
- フロントとトップは、正中線上を垂直に持ち上げた状態でつなげるものとする。
- ネープのガイドの長さは、正中線の生え際から垂直に下した状態で概ね10cmとし、ネープの幅は正中線から左右2cm幅を分け取り、合計4cm幅とする。
- サイドネープのガイドは垂直に下した状態でつなげるものとする。
- 正中線上で後頭部の一番凸部をバックポイント(BP)と定め、バックポイントの長さは概ね10cmとする。
- カッティングはウェットカッティングとする。
- シザーズによるブラントカッティングとするが、セニングシザーズの使用は禁止する。
- 技術の補助目的で使用したダックカールクリップ等の補助ピンは、作業終了後は取り除くこと。
- フロントの生え際から正中線上で奥行き9cm前後の位置をトップとする。
- 正中線上で後頭部の一番凸部をバックポイント(BP)とする。
- フロント(前髪)の長さは生え際から6cmとする。
- ネープの長さは自然に下した状態で生え際から10cmとする。
- バックポイントの毛髪の長さは地肌から10cmとする。
- トップの毛髪の長さは地肌から10cmとする。
- もみあげの長さは自然に下した状態で生え際から10cmとする。
- 作業中、技術の補助目的でダックカールクリップを使用してもよい。
ただし、作業終了後は取り除くこと。
第二課題:オールウェーブ
- ノーパート7段のオールウェーブをフィンガーウェーブとピンカールによって構成すること。
- ウェーブ1段を概ね3等分し、左側の1/3を左側、右側の1/3を右側とし、残りの1/3を中央とすること。
- 左右とも耳上部までにクローズエンドのウェーブを2段構成にすること。
- 1段目はカウンタークロックワイズワインドカールのスカルプチュアカールを5又は6個巻くこと。
- 2段目は、フィンガーウェーブとすること。
- 3段目の中央は、スカルプチュアカールを巻き、左側と右側は、フィンガーウェーブを作ること。
- 4段目の中央は、リフトカールを巻き、左側と右側は、フィンガーウェーブを作ること。
- 5段目は、4段目と同じ構成とすること。
- 6段目の中央は、メイポールカールを巻き、左側と右側は、フィンガーウェーブを作ること。
- 7段目は、クロッキノールカールで巻き収めます。巻き残る場合は、ターンステムで処理すること。
- ピニングは同一列で同方向とする。
- ピンカールに使用するピンは、ボビーピン(アメリカピン)及びオニピンとする。
- ピンカールにコットンやペーパーは使用しないこと。
- メイポールカールのピニングは、ボビーピン(アメリカピン)とオニピンのクロスピニングとする。
- 作業中、技術の補助目的でシングルピン、ダブルピンを使用してもかまわないが、作業終了後は取り除くこと。
- ウェーブ1段とは、ハーフウェーブ(半円集)のことをいう。
- ウェーブ1段、2段の順序は、前頭部から後頭部への順に数えるものとする。
- 格段のウェーブは連結しているものとする。