携帯電話から宇宙船まで幅広く利用されている軽量合金の原料、あるいは医薬品として、私たちの生活のすぐそばに存在する金属・マグネシウム。
しかし、マグネシウムが厚労省の定める必須ミネラルであること、それもカルシウムやナトリウムと並んで特に必要量の多い(1日100mg以上)必須・主要ミネラルの1つであることは、意外に知られていません。
骨、血圧、血糖値、筋肉・・・・・・ マグネシウムが体内で果たしている役割は実に多様です。
ですが、食生活をはじめとするライフスタイルの変化に伴い、日本人のマグネシウム摂取量は激減したと言われています。
また、マグネシウムは塩分の過剰摂取やストレスに反応して体外に排泄されてしまうので、摂取量の数字以上にマグネシウムが不足している人も少なくありません。
高血圧、高血糖、だるさ、こむら返り・・・ きになるその“からだの不調”の原因は、マグネシウムかもしれません。
目次
骨粗鬆症予防にはマグネシウム!!
体内にあるマグネシウムの約65%は骨や葉の構成成分になっています。
その3分の2は骨内部を形作っているハイドロキシアパタイトの結晶に組み込まれており、残りは結晶表面に存在します。
体に入るマグネシウムが不足すると、まずは骨表面のマグネシウムが消費され、それを補うために今後は骨内部のマグネシウムが使われます。
それによって骨の密度が低下し、内部に「スが入った」ようになってしまった状態が骨粗鬆症です。
一般的には「骨 = カルシウム」のイメージが強いが、マグネシウムの十分な摂取も骨粗鬆症対策に不可欠です。
厚労省の「国民生活基礎調査」(平成25年)によれば、「骨折・転倒」が原因で介護・支援が必要になった認定者は、全体の11.8%にのぼります。
その中には、骨の健康状態によっては回避できた「する必要のない骨折」も少なくないはずです。
老後の人生の充実度は骨の健康にかかっていると言っても過言ではありません。
高血圧はミネラルバランスの乱れから!!
あらゆる栄養素がそうであるように、ミネラルも何か1つを摂れば良い、とにかくたくさん摂れば良いというものではなく、適切なバランスで摂取することが大切です。
例えば、カルシウムとマグネシウムが、体内での作用において拮抗の関係にあることはご存知でしょうか?
ミネラルは体内でイオンの形で存在しますが、カルシウムイオンには血管を収縮させる機能があり、マグネシウムイオンにはそれらを弛緩させる機能があるためです。
さらに、マグネシウムにはカルシウムの吸収を助ける作用がある一方で、体内でカルシウムが過剰になると、マグネシウムの排出が促されることが解っています。
日本では一般的に、カルシウムの必要性への認知度が高いが、あまりカルシウム摂取に偏ると体内のミネラルバランスが崩れ、カルシウムの血管収縮作用が過剰になって高血圧をもたらす危険があります。
もちろん、カルシウムは人体に必要なミネラルです。
大切なのは、カルシウムを意識して摂取する際には、同じように意識してマグネシウムを摂らなければならないということです。
カルシウムとマグネシウムの理想的な摂取バランスは2 : 1とされてきましたが、最近の研究ではもっとマグネシウムの割合が高く、カルシウム1 ~ 1.5に対してマグネシウム1が望ましいと解ってきています。
体のメンテナンスは適切なマグネシウム摂取から・・・
マグネシウム不足が「こむら返り」の引き金に!!
ふくらはぎの筋肉が激しく収縮を起こす「こむら返り」。
あの立ち上がれないほどの激痛は、多くの人が一度は経験されているでしょうが、ならずに済むなら避けたいものです。
こむら返りの原因のひとつとして、筋肉中のイオンバランスの乱れが挙げられます。
血管と同じく筋肉においても、カルシウムイオンは収縮、マグネシウムイオンにはその調整と弛緩の役割を担っています。
双方のバランスが取れていて初めて、筋肉をスムーズに動かすことができますが、体内に蓄えられている量ではカルシウムがマグネシウムより圧倒的に多いため、発汗等によってミネラルが失われるとマグネシウムが不足することになり、筋肉が収縮から回復できず「足が攣った」状態になってしまうのです。
特に消化吸収力が落ちる高齢者やよく汗をかくスポーツ愛好者は、マグネシウムが不足しがちなので、毎日の食生活に加え、サプリメントで補うのも、こむら返り予防に効果的です。
これらの症状、もしかすると…
マグネシウム不足かもしれません!!
今、アスリートの間でマグネシウムが人気!!
日々限界に挑戦し、切磋琢磨しているアスリートも、時に筋肉の異常を起こします。
そんなアスリートたちの中で今、マグネシウムの重要性に注目が集まっています。
マグネシウムは激しい運動によって消費されるとともに発汗が加わり体外に排出されます。
つまり、アスリートは非常にマグネシウム不足に陥りやすい状況にあります。
体内のミネラルバランスを整え、筋肉の働きを正常に保つため、マグネシウムの効率的な補給が求められています。
骨や歯の構成のひとつ、神経や筋肉の働きに必要不可欠
マグネシウムは健康な成人でおよそ25gが体内に存在し、その60 ~ 65%が骨と歯の構成成分です。
神経、筋肉の働きに関与し、マグネシウムが不足すると筋肉の痙攣やこむら返りが起きやすくなります。
また、血管を拡張させ、血圧を下げる作用があり、健康を保つための重要な役割を果たします。
さらに、マグネシウムはカリウムとともに細胞の中に多く含まれるミネラルで、細胞内外のミネラルバランスを整えます。
マグネシウムの働き
- 骨・歯の形成
- 多くの体内酵素の働きをサポート
- 血液の循環を正常に保つ
5代栄養素とは
生きていくうえで必要なミネラル
- マグネシウム(Mg)
- カルシウム(Ca)
- リン(P)
- ナトリウム(Na)
- カリウム(K)
- 硫黄(S)
- 塩素(Cl)
- クロム(Cr)
- モリブデン(Mo)
- マンガン(Mn)
- 鉄(Fe)
- 銅(Cu)
- 亜鉛(Zn)
- セレン(Se)
- ヨウ素(I)
- コバルト(Co)
マグネシウムで健やか生活
溶けるマグネシウムの特長
マグネシウムは「溶けにくいマグネシウム」と、「溶けるマグネシウム」に分けることができます。
「溶けにくいマグネシウム」はあまり溶けないまま腸に届くため、腸で水を集め便を軟らかくして出しやすくする効果があるため便秘薬としてよく使われます。
一方で「溶けるマグネシウム」は水に溶けるため、体内の細胞に素早く取り込まれます。
それにより血管拡張(高血圧予防)、筋肉の弛緩(こむら返りの緩和)への効果があります。
筋肉を弛緩します。
マグネシウムが「元気で長生き」を応援します
WHO(世界保健機関)専門家会議の報告(2009年)では、マグネシウムの不足が2型糖尿病、高血圧、メタボリックシンドロームや狭心症、心筋梗塞と密接に関連すると明記されており、またマグネシウムは便秘薬や制酸薬をはじめ医薬品としても広く使われています。
しかし、マグネシウムの重要性について、まだまだ知られていないのが事実。
正しい知識をつけ、もっと積極的にマグネシウムを摂取しましょう。
メディアで話題の必須・主要ミネラル マグネシウム
マグネシウムは人間が生きていくうえで欠かせない必須・主要ミネラルのひとつです。
●成人女性の場合・・・
280 ~ 290mg
●成人男性の場合・・・
350 ~ 370mg
しかし実際は・・・
少なくとも1日に
100mg以上不足
「2015年版食事摂取基準」
「2012年国民健康・栄養調査」
炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂肪(脂質)、ビタミン、ミネラルは生きていくのに必要な「5大栄養素」と呼ばれ、マグネシウムは必須・主要なミネラルのひとつです。
骨や歯の形成、神経や筋肉の興奮の伝達など重要な役割を果たしています。
マグネシウムが不足するとカルシウムとの連携が崩れ、筋肉がつりやすい状態に。
また、マグネシウムは塩分の過剰摂取やストレスに反応して排泄されてしむため、十分に摂取できているつもりでも、実際は不足していることも少なくありません。
ミネラルは人間のからだの中では作ることはできないため、食物から摂り入れなくてはなりません。
2018キノウ食アワード受賞 飲むマグネシウム
タテホの水溶性マグネシウム
本来マグネシウムは体に吸収されにくい性質があります。
消化器官を通過するだけのマグネシウムをいくら摂取しても全く意味がなく、マグネシウムなら何でも良いというわけではないのです。
だからタテホの水溶性マグネシウム。
そのまま飲めるさわやかレモン風味。
- 健康な生活をサポート
- 栄養機能食品だからオススメ!
- どこでも手軽に摂れる
必須ミネラルを効率良く摂る
- エネルギー・・・・・7.8kcal
- たんぱく質・・・・・0.24g
- 脂質・・・・・・・・・・・0.00g
- 炭水化物・・・・・・・1.70g
- 食塩相当量・・・・・0.000254 ~ 0.00254g
- マグネシウム・・・120mg