まるでラボで実験するように、常識にとらわれない
組み合わせや使い方を叶えるサロンカラーブランド
「SOMARCA Lab.(ソマルカラボ)」
その自由度と確かなクオリティがヘアデザイナーの
感性を刺激し、想像力と色表現にどこまでも広がりを。
目次
カラージェリーに使用される『塩基性染料』について
繊維業界では1950年代からアクリル繊維の染色に用いられていましたが、欧米ではカラートリートメントとしても使用されていました。
日本では2001年の化粧品の規制緩和により化粧品分類の染料として使用が開始されており、主にカラートリートメント、カラーシャンプーの染料として使用されています。
- 毛髪への染着工程による酸化ダメージが発生しない
- 塩基性染料の種類によって、pHの変動により染毛性などの影響を受けやすいものと受けにくいものが存在する
- 褪色は主にシャンプーに含まれるアニオン性界面活性剤によって促される
- 染料濃度や毛髪の状態、塗布技術によって、ムラ染まりになる可能性がある
塩基性の性能を引き出す「アクティブジェリー処方」
ソマルカラボは塩基性染料を使用したカラーリングに適したベース基剤を開発。
塩基性染毛料の為に開発した「アクティブジェリー処方」でデザイナーのクリエイティブワークをよりサポート可能に。
操作性
伸びの良さと食いつきを両立した絶妙なテクスチャーによって、薬剤混合から、塗布、毛髪へ馴染ませる一連の作業を極限までストレスフリーに。
視認性
液色のクリアさが染毛時の視認性を高め、よりクオリティの高いデザインづくりが可能に。
均染性
ジェリーの持つ浸透性の高さが色ムラを抑え、均一感のある染まりを可能に。
塩基性カラーの課題にアプローチする、厳選した塩基性染料オンリー処方
HC染料は使用せず、褪色やリカラー時を考慮して厳選した塩基性染料のみを使用した処方設計。
プロならではのカラーデザインを提供します。
- リカラー性と残留に配慮した処方で、染着から褪色まで安定した色味を維持
- プロ仕様に応える幅広い「濃さ」と「彩度」で、色彩を自由自在にコントロール
ブリーチ毛に適した「Z – ボンディング成分」配合
ダメージ毛のキューティクル層に作用し、毛髪強度向上へ導く毛髪補修成分「Z – ボンディング成分」配合。
ブリーチベースのクリエイティブカラーデザインに対して高いケア効果を発揮します。
LINE UP
Cyan (シアン) |
薄めて使用すれば透明感のある水色を表現可能な、柔らかで純粋なシアン。 | |
Royal Blue (ロイヤルブルー) |
薄めても緑味に振りにくい、紫味を含む深いブルー。 | |
Anemone Purple (アネモネパープル) |
紫味と青味を同時に感じられる、黄味をかき消す深いパープル。 | |
Candy Pink (キャンディーピンク) |
薄めることで柔らかいピンクが表現できる、濁りのない高発色なピンク。 | |
Mandarin Orange (マンダリンオレンジ) |
みずみずしい発色と柔らかさを兼ね備えたフレッシュなオレンジ。 | |
Brilliant Yellow (ブリリアントイエロー) |
塩基性染料ならではの発色を叶える、高発色で個性的なイエロー。 | |
Mint Green (ミントグリーン) |
薄めても高発色を表現可能な、柔らかで澄んだグリーン。 | |
Sweet MilkTea (スウィートミルクティー) |
自在な彩度調節により、絶妙なくすみ感と自然な馴染みを叶えるミルクティー。 | |
Jelly Medium (ジェリーメディウム) |
カラージェリーのポテンシャルを維持する専用のクリア剤。 |
COLOR CHART(カラーチャート)
COLOR SIMULATION
ジェリーメディウム ミックス
染毛前のブリーチレベルを考慮しながらジェリーメディウムの配合比を変えることで、仕上がりの髪色をコントロール可能。
褪色性能
ブリーチ処理後にジェリーメディウム混合比1:1で染色した毛髪の2週間後の褪色イメージ。
リカラー性能
18.5Levelまでブリーチ処理後、ジェリーメディウム混合比1:1で染色し、2週間経過した毛髪に各種脱染処理を20分間行った際のイメージ。
HOW TO USE
カラージェリーは塩基性染料がイオン吸着することにより毛髪に染色するメカニズムのカラーアイテムです。
仕上がりの色ムラを少なくするため、『ベース塗布』から『チェック塗布』へ染色具合を確かめながら進めていきます。
- 事前準備
塩基性染毛料を塗布するため、毛髪をややウェットな状態にします。
・しっかりタオルドライした程度の水分量が必要になります。
・薬剤が床などに落ちる場合は事前にシート等の準備をお勧めします。 - 薬剤選定・調合
毛髪の明度と求める仕上がりの色を考え、使用薬剤を決定します。
・他の色やジェリーメディウムをミックスする場合は良く混ぜて使用してください。 - ベース塗布
ネープからスタイル幅1cm程度のパネルを引き出し薬剤を塗布します。
・コーミングは出来る限り行わず、パネルに対して揉み込むように薬剤を塗布します。
・パネル全体の塗布量を均一にすることを意識しながら、リズム良く進めます。 - チェック塗布
ベース塗布量が終了したら、続けてチェック塗布に進みます。
・スライス幅1cm程度のパネルを引き出し、ベース塗布の薬剤をテールで取り除き染色ぐらいを確認します。
・パネル全体を確認しながら、染色が足りない部分に薬剤を塗布し揉み込みます。
特に毛先部分が染毛されにくい為、パネル全体をチェックした後、毛先中心に更に薬剤を揉み込みます。テールで取り除いた色が薄い薬剤は、再塗布はせず空いたカップなどに移して処理してください。 - 放置
塗布終了後、5分 ~ 20分程度自然放置します。
・チェック塗布がしっかり行われていれば5分放置でも構いませんが、放置時間を延ばすと色持ちが良くなる傾向があります。 - 流し
シャンプー台で薬剤の色が出なくなるまでしっかりと流します。
・塗布直後シャンプーを使用すると、褪色の原因に繋がります。
・流し後、毛髪のコンディションが気になる場合は、トリートメントをして下さい。
予想よりも濃く仕上がった場合は、適切な色味になるまでシャンプーを行うことで濃さを調整することも可能です。濃いカラーを使用した場合、染毛後、暫くの間ご自宅でのシャンプー時の泡に色が付いたり、タオルに色が付くことがあります。
カラージェリーを使用する際の注意事項
カラージェリーは褪色やリカラー時を考慮した染料の処方設計となっているため、使用する際は下記注意点を必ずご確認ください。
アルカリ性酸化染毛料(アルカリカラー)との併用
アルカリ性酸化染毛剤(低アルカリ含む)とカラージェリーの境目は、色調や使用するアルカリカラーによっては思うような発色にならない可能性がありますのでご注意下さい。
色を薄めてカラーリングを行う場合
色を薄めた際も、視認性・操作性・均染性・ヘアケア性を維持するためにカラージェリーに適したジェリメディウムを使用してカラーリングを行ってください。
他の剤と混ぜて薄めないでください。
使用感や仕上がりに影響する可能性があります。